全学部の小論文で出題される科学の話題に決定打!
知的素養をアピールする論法を一挙公開
日頃より東京凰籃学院の受験指導にご理解,ご声援を賜りありがとうございます。
このたび数研出版株式会社様より表記の書籍が刊行されましたのでご案内申し上げます。
国公立大学・私立大学を問わず,近年とみに入試で重視されている小論文では,斬新な話題を扱った課題文を用い,知的素養を問う本格的な出題が工夫されています。
特に,理学工学系・医歯薬系はもちろんのこと,社会科学系・人文科学系学科においても,環境や医療,情報,生命倫理といった先端科学の話題が頻繁に出題されており,技術と文明にかかわる幅広い視点からの論述が求められます。
たとえば,最近の東大文系後期でも,
科学的方法と限界 客観的分類法の存否 利己的な遺伝子と進化論
科学技術と市場のずれ 人間と自然の連続 科学技術の進歩と家事負担
自己中心性と世界認識 動物に感情を認めるか
といった話題が扱われており,科学系論文の素養はますます重要になってきています。
これに対し,受験生の間には,
「いったいどんな知識を仕入れておけばいいのか」
「いきなり新しい話題を出されても何を書いていいかわからない」
「既存の参考書ではなかなか入試の知的水準に太刀打ちできない」
といった声が多く聞かれます。
そこで本書では,
(1)「脳死」「高齢化社会と政治」「情報リテラシー」「脳の探求」「人工知能」「環境と科学文明」「客観主義の危険」「都市論」など,ぜひ対策をしておきたい入試頻出の高度なテーマについて,明快な解答例を「ユニット論法」としてダイレクトに提示
(2)真っ先に思い浮かんでほしい分析の視点を「着眼」として明示
(3)本来なら新聞などで仕入れておきたい知識を「キーワード」の項で説明し,知識収集の負担を軽減
(4)入試を越えた高度な専門知識に興味のある人のために,良書を「BOOKレビュー」として紹介
(5)各章末に入試小論文の難問を例題として掲げ,実戦的な解法を示す
といった工夫をし,「先端科学の話題に興味をもって楽しく読み進められる本」を意図しました。
本書は「チャート式」などの学習書や科学書で定評のある数研出版株式会社様の高い企画力に支えられて実現しました。また,気鋭の編集プロダクション株式会社キャデック様の技術により,非常に読みやすいデザインとなっております。
本書が皆様の貴重な受験に役立ち,また,苦闘になりがちな受験生活に「花」をそえることができれば幸甚に存じます。
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